若いときは気にならなかったけれど、年をとると実感します。
晴天が少ない。いつも曇天のよう…。
でも、そのぶん雲の合間から青い空が見えたりしたときの嬉しさはひとしおです。
そして、こんなふうに雲の向こうに白山が見えたとき、思わず胸が熱くなります。
この日は、風がビューと吹いて、写真を撮る手が痛いほどでした。
夕方、九谷青窯さんからの帰り道、真っ白な白山が西日を受けて光っていました。
ふだんだったら、写真を撮るのは諦めます。それは、あの美しさをフィルムに収めることが私の技術では不可能だからです。
画像を見て、違うな~と何度、がっかりしたことか…。
それでも今回は、ダメもとで撮ってみました。
やっぱり上手く行かなかったけれど、少しでも、北陸の冬空を、そして白山をみなさんと共有できればと思います。
じろや 小高