7月1日は、氷室の日。
金沢では、氷室の日というのは、ごく一般的な行事です。
小さい頃から、氷室饅頭を食べる日という認識でしたが、
最近は、ちくわを食べたり、あんずやびわなども紹介されています。
金沢市の小学校では、氷室饅頭作りの体験をしたり、金沢市のホテルの朝食のデザートに氷室饅頭が出されたりするそうです。
そして、今でも、嫁ぎ先へ氷室饅頭を送る風習が残っています。
私たちの会社でも、「また一年間無病息災で過ごせますように」と、皆で氷室饅頭を食べました。
食べる話ばかりになりましたが、
氷室の日というのは、1月頃から氷室小屋に雪を保管し、7月1日に幕府に氷を献上する日だったそうです。
その氷が、今年は氷室開き前にほとんど解けてしまったそうです。
それでも、他の場所に保管してあった氷を使い、昨日は氷室開きを観光客の方も見ることができたようです。
こういう伝統的な行事を、これから先も伝えていけたらいいなと思っています。
写真は、山本芳子さんの「角皿(織部・刷毛目)」です。
お客さまへお菓子をお出しする時に、ちょうどいい大きさのお皿だと思います。