16日、「歌会始の儀」での入選者の歌が発表になりました。まだまだ日本の子どもたちの感性はすばらしいと思います。

今まで、「歌会始」という儀式に、特に興味があったわけではありませんが、
たまたまテレビのニュースで、
「戦後最年少に並ぶ中学1年で選ばれた太田一毅(かずき)君」のインタビューを見て、
すごい短歌を詠むものだなぁと感心してしまいました。

子どもの頃、国語の授業で、俳句や短歌を詠む時間があり、憂うつな時間だったことを思い出します。
どうしても、自分の思いよりも、俳句や短歌の規則にばかり思いがいってしまい、
平凡なおもしろみのない、ただ文字を並べただけの句になっていました。

でも、太田君の短歌は、

「実は僕家でカエルを飼つてゐる夕立来るも鳴かないカエル」

実は僕・・・で、始まる句に、とても驚きました。
私でもすぐに内容を理解出来、くすっと笑える短歌に、何度も読み直していました。

短歌のことは全くわかりませんが、中学生の男の子が日常生活で思った感情をそのまま短歌に詠める、
その素直さに、なんだか嬉しくなりました。
心が痛くなるようなニュースが続く毎日の中、心の温まるニュースに出会えてよかったと思っています。

じろやのサイトに「カエル」がいないかと探してみましたが、いませんでした。
夕立つながりで、「レインコートうさぎ」を紹介します。

raincoatousagi.jpg

多田利子さんのかわいいうさぎがレインコートを着て、上を見上げています。
レインコートの黄色と傘のピンクがかわいいです。